資産の終活 まず一覧表 口座を集約、家族に伝達

財産目録の作成は、終活ではなくても、本当は全ての世代で一年に一度はしておくべき事です。
どんな財産があって、どんな収支で生活しているのか。将来見込まれる大きな支出は何かなど、なかなか考えにくいことですが、必要なことです。
それに加えて、書類の整理も大切です。
相続の手続きをしているとわかりますが、重要書類をきちんとまとめておられる家は、100件に3件くらいです。
あとは、何が大切な書類なのか分からず、何十年も前の固定資産税の請求書が保管されていたり、段ボール二箱分の黄色く変色した書類があったお家もありました。
また、パソコンに代表されるデジタル遺品は、様々な方法がありますが、基本的には紙にパスワードやIDなどを書いておくことが必要だと感じます。
盗まれる可能性もありますが、紙であれば身近な人に限定されます。
ネット上に保管していれば、どこの誰か分からない人に盗まれてしまう可能性があるので、どちらに盗まれるのがいいか考えてみてください。
さらに、相続の時には情報が何もなければ家族はパソコンも開けずにお手上げ状態になってしまいます。
パスワードは盗まれるものであるということを前提に、保管方法や処理方法を考えてみるのも、大事な終活のひとつです。
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終末期や死後の手続き・行事について自分で考えて準備する「終活」では、財産の引き継ぎも重要だ。
お金の終活で大事なポイントは、
①財産を洗い出してリストを作成、
②不要な口座やカード類は整理、
③資産リストは定期的に更新、
④家族など信頼できる人に伝える、
⑤通帳や重要書類をそろえておくこと。
ネットで管理する資産は、
①金融資産のうちネット取引分は家族に分かるように伝える、
②ネット取引口座ごとにIDやパスワードを書き出す、
③時価変動が激しい商品もあるのでチェック日を記載する、
④契約中の有料コンテンツは支払い口座の情報も記しておく
などの注意が必要だ。
金融資産をひととおり整理したら、どの財産を誰に渡すかを考え始めることにも早めに着手したいものだ。
(平成29年9月30日 日本経済新聞より抜粋)

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