不稼働口座に手数料 ~三菱UFJ銀、年1200円~
口座を持っているだけで、年間1200円の支払い!
休眠預金の解消に向けた、第一弾ですね。
信金信組⇒地銀⇒都銀という流れで、口座管理料が創設されると思っていましたが、ひとっ飛びで、都銀の雄の三菱UFJ銀行がはじめました。
相続が原因で、休眠預金になっている口座がたくさんあります。
数年前、内閣府の外郭団体からの依頼で調べたことがありました。
毎年増え続けている休眠預金、それに伴う銀行の管理料の高騰。
エンディングノートのセミナーでもお伝えしていますが、使っていない口座はすぐに解約しておきましょう。
他行あての振込手数料も1000円になるなんて、とんでもないことになってきました。
キャッシュレスを目指す時代に、逆行しているように感じますね。
銀行の社会的役割も変わりつつある令和の時代、付き合い方も変化しつつあるなか、何を銀行に求めるのかを考えなければならなくなってきましたね。
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三菱UFJ銀行は2年間取引がない不稼働口座に手数料をかける検討に入った。
新規開設分が対象で、2020年10月にも年1200円の口座管理手数料を導入する計画だ。
手数料を取り続けて残高がゼロになった場合は自動解約する方針だ。
既存の契約者は不利益変更になるため手数料の微収を見送るが、検討を続ける。
ほかにも、両替など店頭サービスの手数料を引き上げる検討もしている。
他行あての振り込みでは3万円以上で880円かかっているが、来春にも1000円程度に引き上げる方向だ。
また、無料で発行してきた紙の通帳も有料化する方向だ。
海外では様々な金融サービスの利用に手数料をかけるのが一般的だが、日本では無料が前提となっている口座管理に手数料をかけることへの利用者の反発が強く、銀行は有料化に踏み切れないでいた。
銀行の収益力は長引く低金利で低下している。
最大手の三菱UFJ銀の動きは、個人向け金融サービスのあり方を大きく変えるきっかけとなりそうだ。他の金融機関も追随する可能性がある。
(令和元年12月6日 日本経済新聞より抜粋)