ローン返済が先か!葬式が先か!

相続の観点からいうと住宅ローンは便利ですね。
団信がついているので、亡くなっても家族に迷惑はかかりません。
マイナス金利時代の超低金利であれば、返済総額もそんなに多くならないので、
一考の価値はあると思います。
私自身は、金利ほど無駄なものは無いという考えの持ち主ですので、
住宅ローンは早く完済してしまいたい方です。
まず、相続税がかかるかどうかと、かかるとしたらどのくらいの税金の額になるのかを知ってから
考えてみてください。
返済金額の総額を計算して、納税資金として手元にあったほうがいいと思うかどうかです。
いずれにせよ、住宅ローンの返済は、超長期か超短期がいいのではないでしょうか。
住宅ローン繰り上げ返済 相続の視点からは考え物
「住宅ローンは手元にお金があるなら早く繰り上げ返済したほうがいい」とよく言われていますが、
相続という視点から見ると、こたえはちょっと違ってきます。
相続対策で、まず初めに行うのは、納税資金の準備です。
不動産を相続した場合や、代償分割で他の相続人に、お金を払わなければならなくなった場合など、
現金が必要です。
実は自分自身で納税資金を増やすのに一番手軽は方法は「住宅ローン」の活用です。
相続の観点でいえば、お金に余裕があっても住宅ローンを活用すべきです。
特に今のような超低金利、マイナス金利時代にはそれがいえます。
ローンを活用して手元資金を潤沢に持っていれば、いろいろ対応できます。
もう一つ、住宅ローンの特徴は、「団体信用生命保険」により、死亡時にローンの負債が消滅することです。
死後子供に迷惑をかける恐れはありません。
(平成28年7月20日 日経新聞  より抜粋)

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