タンス預金取り崩しの契機 ~新紙幣 生活に影響は?~

お金の価値観が変わりつつありますね。

50兆円も眠っているタンス預金!表に出てくると、経済も活性化しそうです。

相続税の対策として、現金をせっせとタンス預金している人も多いと思います。

お客様のお宅で、未だに聖徳太子の紙幣を見ることもしばしば・・・。

貯めるのも難しいですが、使うのも難しいです。

古いお札を1000万円持って銀行に行ったら、ちょっと怪しまれるかもしれないですね。

何十年も少しずつタンスにためていけば、確かに分かりません。

でも、使う時にはかなり気を使います。そして結局使わずに貯めたまま。

お金は使わないと意味がありません。

節税も大切ですが、有意義にお金を使うことも考える必要がありますね。

何にせよ、キャッシュレス化はどんどん進んでいきます。

世界的にも日本は遅れていますが、私はやはりお札が好きですね。

カード決済をすると金銭感覚がマヒして、ついつい無駄遣いをしてしまいます。

やはり、財布から現金を出すという支払方法の方が、節約できるのではないでしょうか。

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新しいお札が2024年度に20年ぶりに発行される。

日銀によると一度発行された紙幣は「法令に基づく特別な措置がとられない限り通用力を失うことはない」。現在22種類もの紙幣が有効で、うち18種類はすでに発行が停止された紙幣だ。

「今のお金が使えなくなる」といった詐欺の横行と並んで予想されるのが紙幣自体の「売買」。希少価値が増すとみられる発行年や肖像のお札を、額面を上回る価格でインターネットを通じて売り買いする人が現れるかもしれない。

また「タンス預金」への影響も考えられる。家の金庫などに保管されている紙幣は、国全体で推定約50兆円。眠るお金の目を覚まし、消費や投資に向かわせる副次効果を政府は狙っているようだ。

政府がキャッシュレス決済化を推進する一方で、目新しい紙幣を登場させるのは現金志向への後戻りにつながる気がする。しかし、新紙幣に対応するために、ATM・駅の券売機・自動販売機などを改修しなければならないため、費用負担を抑えるために今からキャッシュレス化を急ぐことで、非現金決済が普及すればお札の需要が減ってタンス預金が減る可能性があるとの考えがある。

(平成31年4月13日 日本経済新聞参考)

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