認知症の父、相続が心配

事例1
ストーリー
Cさんは、生まれ故郷を離れて暮らし40年以上が過ぎました。
母(B)は他界し、故郷に住む父(A)は認知症になられていました。
父(A)に万一のことがあった場合の相続問題が不安です。
ということで、相談に来られました。
話を伺ってみると、土地が父の名義ではなく、祖父名義のままで手付かずになっていました。
ポイント
1、不動産の登記簿謄本を取ってみる
2、おじいさんの相続人が誰かを、戸籍などで正確に把握する
3、細心の配慮で対応を する
4、成年後見人を確認する

まずは、祖父の相続人が、誰なのか正確に把握することが大切でした。
そのうえで、相続人の方々とその土地をどのようにするのか話し合い、
手続きにご協力していただかなければなりませんでした。
どのように協力してもらうのかは、ご家庭によって様々です。
昔の方の名義の場合、戸籍の取り寄せが膨大な量になります。
中には、行方不明となっている方や、今まで、全く面識の無い相続人の方が
いらっしゃる場合も多くあります。
遺産分けの話などについても、面識がある方と、全く初めてご連絡される方とでは、
対処の方法が変わってきます。相続の場合、ささいな一言や、対応の仕方一つで、
良くない方向に話が進んでいくことも度々ありますので、注意する必要がありました。
今回は、既に成年後見人が申し立てられており、比較的相続人の数も少なく、
ご親族の関係が極めてよかったので、手続はスムーズに進むことが出来ました。
また、これを機会にご親族のおうちにお伺いする機会が増え、とても喜んでおられました。
今回の事例は、はじめての試みということもあり、読売新聞に掲載された、
私の記事 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/zeikin/20061113mk11.htm と
関連した事例をご紹介しました。
いつも相続の手続きをしていて感じることですが、やはり、生前からの親族の付き合いと
いうものは、大切だなと感じます。
はじめての執筆なので、何を書いていいか分からないながらも、はじめてしまいましたが、
これからどんどん改良を重ねていって、よりいいブログにしていきたいと思います。
アドバイスなどがありましたら、どんどんお願します。
相続を通じて、家族の絆が強くなればいいですね!
それでは、また次回!

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